午前の部
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午後の部
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具体的な内容
鍼灸基礎実技
実際鍼に触れていただくことで、鍼に対する明確なイメージを作り、次の講義へつなぎます。
講義
実技実践
- 針の打ち方、皮内鍼・円皮針などの打ち方を行います。
実際鍼に触れていただくことで、鍼に対する明確なイメージを作り、次の講義へつなぎます。
講義
- 経絡の基礎
- 経穴の基礎
- 臨床実践の基礎
実技実践
- 4人の講師についてから、二人の講師を前もって選んでいただき、その講師より実技と実践を学んでいただきます。
- 一グループを10名以下のグループとして、一グループに一人の講師が教えます。
- 50分の講習が終わったら、次のグループに移動して、二人目の講師より実技と実践を学んでいただきます。
A)土屋喬先生
過日、NHKで機械による鬱病治療という番組が放映されました。その機械とは、アメリカの医科大学で開発されたもので、脳内に直接電磁波を送ったり、埋め込んだ脳内の針に外部発信装置から信号を送るというものです。これを見た私はショックを受けまた失望したものです。というのも、その機械は電子レンジのような非常に大掛かりな装置であり、我が国に導入されるまで後10年くらいはかかるとの解説があったからです。
さて私は鍼灸治療家として約30年間、鬱病などのメンタル疾患の治療に腐心してきました。その経験からすれば、番組での大掛かりな機械よりも、針灸治療の方が、簡便かつ安全であり、有効率も遥かに高いと確信しております。先の番組では、鬱病が改善したのは、脳内血流が促進されたからと解説しておりました。とすれば、針灸によって脳内血流が改善され、これが有効性を導きだすと思われます。鍼という極く小さな道具には、大掛かりな装置をしのぐ先人の知恵が封入されているのかも知れません。 本セミナーでは、メンタル疾患の針灸治療の基本的方法を、諸先生方と共に考えてまいりたいと思っております。 |
B)吉田和裕先生
「日々の診療において専門領域での治療が困難となった場合に、副作用が少なく、身体に優しい鍼灸治療が医療の選択肢のひとつになればと考えております。その力添えに、少しでもお役に立てるのではないかと思います。今回は、外来で容易に行える鍼灸治療として、FD、PMS、不眠、寝違いなどについてご紹介します。」 |
C)桑名一央先生
鍼灸基礎実技と実技実践を担当させて頂きます。書籍などでは目にする機会は多くとも一人で実践するのは中々難しいのが初めての刺鍼です。今回はその初めての刺鍼をスムーズに体験し、かつ、速やかに日常臨床に応用して診療の幅を広げて頂ける講義を目指しております。
実践実技では多忙な日常診療でも気軽に実践できる円皮鍼を中心とした実技を行います。円皮鍼を貼るポイントを探す=経穴を探す、というトレーニングを日常診療で行う中でより効果的に経穴や経絡の感覚を養い、実際の刺鍼へ着実に歩を進めてみてはいかがでしょうか? |
D)塚田心平先生
鍼灸治療を臨床で活用されようとする際、理論や配穴は座学で習得できるものの、同じ患者さんでもその時々によって微細に変化する経穴の位置、打つべき鍼の角度や深度など「現場での正解」を導き出すには戸惑うものです。移り変わる正解に対して対応できる技術を目指したい。一般のツボ療法の延長では物足りない。思った角度・深度に鍼を進められるようになりたい。確信の持てる鍼を打てるようになるそのきっかけとしてまずは「しっかりとした一本を打つ」という体験をしてみませんか?千里の道も一歩から。先生方の診察時に即使用できる有用な経穴を例に、臨床経験豊富な職人が懇切丁寧に指導させていただきます。どうぞお気軽にご参加ください。
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